映画『とんび』のあらすじ(ネタバレなし)・みどころ・解説・感想

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日本では2019年9月27日に公開された映画『とんび』。

この記事では、映画『とんび』のあらすじ(ネタバレなし)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『とんび』の公式予告編

《とんび ・予告編》

高度経済成長期の瀬戸内海に面した小さな町で、運送会社に勤める男ヤスのもとに、愛息アキラが誕生します。
親子そろって幸せに暮らし、夫婦で息子の成長を見守っていました。そんなある日事故がおこり、アキラをかばって母・美佐子が亡くなってしまいます。
ヤスはその日から、妻を亡くした悲しさを抱えながら、幼いアキラを男手一つで育ててゆくのです。

映画『とんび』のあらすじ(ネタバレなし)

時は昭和37年。高度経済成長期のさなか、愛する妻・美佐子が妊娠し、ヤスは人生最高の幸せに包まれていました。
不器用ながらもまっすぐなヤスと、彼を理解する優しい妻美佐子。そして彼らを取り巻く友人たち。そんな中、愛する息子、アキラが産まれたのです。

アキラが3歳になったころ、アキラをかばって事故にあい美佐子は帰らぬ人になってしまいます。
妻を亡くした悲しさを抱えながらも、ヤスは男手一つでアキラを立派に育てようと決心します。

やがて、アキラは母の死の真相を知りたがるようになりました。
本当のことを言うべきか、悩むヤス。
衝突しながらも親子は毎日を歩んでいくのです。

映画『とんび』の解説

この作品は度々映像化されており、映画化は今作が初めてになります。
2022年4月8日に全国公開されました。

原作は重松清さんのベストセラーで、阿部寛さん、北村匠海さんなど豪華俳優が出演していることでも話題になりました。

その作品に登場するアキラと重松さんに多くの共通点があることから、自分のことをモデルにしたのでは、とも言われています。

また、監督を務めた瀬々敬久さんは「64-ロクヨン‐」や「友罪」など多くの作品を手掛ける実力派監督です。阿部寛さんとは「護られなかった者たちへ」に続き、本作で再タッグとなりました。

映画『とんび』の見どころ

阿部寛さん演じる「ヤス」が荒っぽいし、いかにも昭和の頑固おやじといった風情なのですが、息子を愛する気持ちや亡くなった妻を思って涙するシーンなど素晴らしい演技力で魅せてくれます。
また北村匠海さんが、沢山の人々から愛情を受けまっすぐに育った「アキラ」を瑞々しく演じてくれます。
昭和の風情が残る街並みも必見で、昭和を知らない世代にもぜひ見ていただきたい作品になっています。
瀬々監督がメガホンをとると、人々の繊細な心の底まで映し出されるような、言葉ではなく行間で魅せてくれる作品になっています。
親が子に捧げる無償の愛を是非ご覧いただきたいです。

映画『とんび』の感想

度々映像化され、そのたびに深い感動を私たちに教えてくれる作品「とんび」。
今作も間違いなく、見る人すべてに親が子を思う気持ちは何よりも尊い、ということを教えてくれ、あたたかい感動に包まれること間違いなしの作品です。

映画『とんび』の登場人物・キャスト

役名:俳優

市川安男:阿部寛
市川旭:北村匠海
市川美佐子:麻生久美子
由美:杏
照雲:安田顕
たえ子:薬師丸ひろ子
幸恵:大島優子
雲海:麿赤児

映画『とんび』のスタッフ

監督:瀬々敬久
脚本:港岳彦
原作:重松清
音楽:松村崇継

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