映画『12モンキーズ』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

洋画

1996年1月5日に公開された映画『12モンキーズ』。
この記事では、映画『12モンキーズ』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『12モンキーズ』の予告編

2035年、ウイルスにより全人類の99パーセントが死亡し、残った人類も暗黒の地下に住むことを余儀なくされていました。
犯罪者のジェームズは、減刑の条件として任務を与えられます。
それはタイムマシンで過去に行き「12モンキーズ」と名乗る団体を探り、ワクチンを作り出すために純粋なウイルスのありかを突き止め、手に入れることでした。
果たしてジェームズは任務を全うし、人々を救うことが出来るのでしょうか。

果たして、、、。

映画『12モンキーズ』のあらすじ(ネタバレなし)

2035年、人類の99パーセントが謎のウイルス蔓延により死滅した世界。
地上はいまだウイルスに汚染されており、生き残った人々は地下深くでの生活を余儀なくされていました。
科学者たちはウイルス発生の原因を務めるべく、囚人のジェームズを減刑と引き換えに過去へタイムトラベルさせ、謎の集団「12モンキーズ」を探り、ウイルスを手に入れるようにしむけます。
タイムマシンの不具合もあり1996年に迎えなかったジェームズは1990年に不時着、精神病患者として病院に収監されてしまいます。そこで、精神科医キャサリンと過激な思想を持つジェフリーと出会います。
未来と過去を行き来するうちに、ジェームズは事件の核心に迫っていくのです。

映画『12モンキーズ』の解説

1995年のアメリカ映画で、時間旅行と全世界へのウイルス拡散の恐怖をモチーフにしたSF・ミステリー映画です。
監督はモンティパイソンのメンバーである、テリー・ギリアムです。
フランスの映像作家、クリスマルケルの短編映画『ラ・ジュテ』にインスパイアされて作られた作品です。
この作品でブラット・ピットは今までのハンサムな男優のイメージから脱却をはかります。
過激な思想を持つ精神病患者を演じ、見事ゴールデングローブ助演男優賞を受賞しています。
作品自体は1996年のサターン賞で最優秀SF映画作品賞を受賞しています。

映画『12モンキーズ』のみどころ

20年以上前の作品なのに色あせない名作だと思います。ただ、難しくて1回見ただけだと理解できずに何回も見直しました。
タイムトラベルものにある、時系列が分からなくなりメモに書いた方がいいかもしれません。
ブラット・ピットがハンサムを封印し、明らかに怪しい思想を持った男を演じます。
振りきった演技で、今までのブラット・ピット像がいい意味で崩壊しました。高く評価されたのも納得でした。
ブルース・ウィリスも抑えた演技で見ごたえがありました。
クライマックスの伏線回収がこのようになっていたとは、と鳥肌が立ちました。

映画『12モンキーズ』の感想

さすがのテリー・ギリアム監督。20年以上前のSF作品ですが、古臭さを感じません。
多くの監督も影響を受けたのではないでしょうか。
何回も見直して、考察しながら楽しむのによい作品だと思います。
鑑賞したほかの方の意見も聞いてみたくなる、味わい深い作品だと思います。

映画『12モンキーズ』の登場人物・キャスト

ジェームズ・コール:ブルース・ウィリス
キャサリン・ライリー博士:マデリーン・ストウ
ジェフリー・ゴインズ:ブラッド・ピット
ドクター・ゴインズ:クリストファー・プラマー
ドクター・ピータース:デヴィット・モース
ホセ:ジョン・セダ
ドクター・フレッチャー:フランク・ゴーシン

映画『12モンキーズ』のスタッフ

監督:テリー・ギリアム
脚本:デヴィッド・ピープルズ
ジャネット・ピープルズ
製作:チャールズ・ローヴェン
製作総指揮:ロバート・コスバーグ
ロバート・カヴァロ
ゲイリー・レヴィンソン
音楽:ポール・バックマスター
撮影:ロジャー・プラット
編集:ミック・オーズレー
配給:ユニバーサル
公開:アメリカ 1995年12月27日
日本 1996年6月29日
上映時間:130分
製作国:アメリカ合衆国

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