映画『ユージュアルサスぺクツ』のあらすじ・みどころ・解説・感想

洋画

1995年8月16日にアメリカで公開された映画『ユージュアルサスぺクツ』。

この記事では、映画『ユージュアルサスぺクツ』のあらすじ(ネタバレなし)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ユージュアルサスぺクツ』の概要

カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆発、27人が死亡し9100万ドルが消える事件が発生しました。
関税特別捜査官のクイヤンはただ一人、無傷での生き残りであるキントという男を詰問します。
そこでキントが語りだしたのが、6週間前に5人の「常連容疑者」と結託した、麻薬の売人が絡んだ大きなヤマの話でした。
そして、伝説のギャング「カイザー・ソゼ」についてについても徐々に明らかになっていきます。

映画『ユージュアルサスぺクツ』のあらすじ(ネタバレなし)

カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆破されました。27人が死亡しており、殺人の痕跡がありました。
生き延びたのは体の半身に不自由があるスリのキント。
捜査官のクイヤンに尋問されたキントは、目撃した一部始終と5人の「常連容疑者」が企てた大仕事について語り始めるのです。
そして、黒幕とされる伝説のギャング「カイザー・ソゼ」が何者なのか少しずつ物語の核心に迫っていきます。
一方で、警察は瀕死の重傷を負いながらも生き残っていた男が見たという「カイザー・ソゼ」の似顔絵を製作していました。
本当の黒幕は誰なのか、ラストまで瞬き禁止のストーリーです。

映画『ユージュアルサスぺクツ』の解説

1995年8月16日にアメリカで公開されました。
上映時間106分。

原題は「The Usual Suspects」で常連容疑者の意味です。
脚本を担当したクリストファー・マッカリーは第68回アカデミー脚本賞を受賞しました。
キントを演じたケビン・スペイシーは第68回アカデミー助演男優賞を受賞しています。

この作品で監督のブライアン・シンガーは高く評価され「X-メン」の監督に抜擢されました。
いわゆる「どんでん返し」系の作品であり、いくつもの伏線がはりめぐらされています。「もう一度見たい映画」として大ヒットしました。

映画『ユージュアルサスぺクツ』の見どころ

ケビン・スペイシー、この一言につきますね。素晴らしい演技力で視聴者を翻弄してくれます。
また、ストーリーに散りばめられた伏線の数々にも注目してほしいです。
冒頭の爆破シーンから、6週間前にさかのぼって話が進み、前後したりするので自分の中で整理しながら鑑賞することをお勧めします。

若き日のべニチオ・デル・トロが、若くて切れやすい小悪党を演じています。今や大スターで賞レースの常連です。
カイザーソゼの演出も素晴らしく、最後までその正体は明らかにされないので、ぜひカイザーソゼが誰なのか考察しながら見てほしいです。

映画『ユージュアルサスぺクツ』の感想

衝撃的な幕開けと、印象的な演出。
カイザーソゼと思われる男の姿は見えず、その残虐さだけを短時間で視聴者にわからせるためのオープニングで心をつかまれました。

ストーリーのいたるところに伏線があり、回収の仕方が素晴らしい。
一番の見どころはケビン・スペイシーの演技力です、とにかく鳥肌ものです。

映画『ユージュアルサスぺクツ』の登場人物・キャスト

役名:俳優

ヴァーヴァル・キント:ケビン・スペイシー
ディーン・キートン:ガブリエル・バーン
マイケル・マクマナス:スティーブ・ボールドウィン
フレッド・フェンスター:ベニチオ・デル・トロ
トッド・ホックニー:ケヴィン・ポラック
デイブ・クイヤン:チャズ・パルミンテリ

映画『ユージュアルサスぺクツ』のスタッフ

監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー
製作:ブライアン・シンガー
音楽:ジョン・オットマン
配給:グラマシーピクチャーズ
公開:アメリカ合衆国1995年8月16日
上映時間:106分

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