映画『まともじゃないのは君も一緒』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

邦画

2021年3月19日に公開された映画『まともじゃないのは君も一緒』。
この記事では、映画『まともじゃないのは君も一緒』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『まともじゃないのは君も一緒』の予告編

《まともじゃないのは君も一緒 ・予告編》

数学一筋で、他者とのコミュニケーションをとるのが苦手な予備校講師、大野と耳年増で知識だけは豊富だが、恋愛経験ゼロの女子高生、秋元。
2人のちぐはぐなやり取りを通して、他者との距離感やコミュニケーションのなにが「普通」なのかを描く作品です。
恋愛映画とも、友情物語ともとれる、わらってちょっぴり切なくなる映画です。

映画『まともじゃないのは君も一緒』のあらすじ(ネタバレなし)

人とのコミュニケーションが苦手な予備校講師大野と、恋愛はしたことがないが知識だけは豊富な女子高生秋元。
普通の恋愛をしたい大野は秋元に恋愛相談しますが、実は秋元は口だけで恋愛経験などありません。
普通が何かわからない男と、普通のふりをしているけど、本当は普通になりたいただの女子高生。2人が繰り広げる不毛な掛け合いが、さらなる混乱を招いていくのです。
大野と秋元、秋元が憧れる起業家宮本と宮本の婚約者の戸川。みんなどこかズレていて、普通なようで普通じゃない。
多様性の時代に贈る、新しい形の恋愛映画になっています。

映画『まともじゃないのは君も一緒』の解説

2021年3月公開の作品です。2020年11月公開予定でしたが、コロナウイルスの影響で公開が延期されました。
風変わりで、他者とのやり取りが苦手な大野を成田凌さんが演じています。
理屈っぽい今どきの女子高生秋元を、朝ドラでの好演が懐かしい清香果耶さんが演じています。
キャッチコピーは「普通(まとも)な恋愛って、なに?」
やり手の社長で、秋元が憧れる宮本を小泉孝太郎さんが、いかにも頭が良さげな胡散臭いエリートを演じています。
成田さんはこの作品で、第31回日本映画プロフェッショナル大賞の主演男優賞を受賞されています。

映画『まともじゃないのは君も一緒』のみどころ

主演2人のテンポのいいやり取りが見どころです。
成田凌さんのまともじゃない感も巧みで、淡々としゃべって秋元をイライラさせる場面には笑ってしまいます。
2人の長台詞はさすがで、流れるようにしゃべる様子に見入ります。
宮本を演じる小泉さんのうさん臭さと青年実業家っぽさ、さすがです。本当に西麻布あたりにいそうです。
映画の中にたびたび出てくる「普通」というワードに、いったい普通って何なんだろうと考えさせられます。
なんとなく周りにうまくなじめなくて、生きづらさを抱える人って多いと思います。そんなすべての方に鑑賞してほしいです。

映画『まともじゃないのは君も一緒』の感想

笑わない、等身大の女子高生の清原果耶ちゃんがほんとうに上手。
セリフ回しもナチュラルで、成田さんをうまくリードしているように感じます。
一方の成田さんも、キラキラのルックスを封印してのコミュ障ぶり。とても新鮮で新しい「俳優:成田凌」を見せてもらった気がします。
会話劇がほとんどなんですが、見ているこちらを飽きさせない作品でした。

映画『まともじゃないのは君も一緒』の登場人物・キャスト

役名:俳優

大野康臣:成田凌
秋元香住:清原果耶
宮本功:小泉孝太郎
戸川美奈子:泉里香
君島彩夏:山谷花純

映画『まともじゃないのは君も一緒』のスタッフ

監督:前田浩二亮
脚本:高田亮
製作:小池賢太賢
音楽:関口シンゴ
配給:エイベックス・ピクチャーズ
公開:2021年3月19日

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