映画『コンテイジョン』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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映画『コンテイジョン』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

2011年11月12日に公開された映画『コンテイジョン』。
この記事では、映画『コンテイジョン』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『コンテイジョン』の予告編

ある日突然、高い致死率で人々に脅威をもたらす感染症が流行し、大勢の人が死んでいきます。
目に見えないウイルスにより人々が恐怖に陥り、世界がパニック状態に陥る様を描いたスリラー作品です。
キャッチコピーは「【恐怖】はウイルスより早く感染する」です。
2011年公開の作品ですが、新型コロナウイルスの流行に伴い再注目をあびました。

映画『コンテイジョン』のあらすじ(ネタバレなし)

香港出張から帰つてきた女性実業家が急死するところから物語が始まります。
次いで、その息子も死亡。接触していた夫は症状はないものの隔離されることになります。
そして、夫がウイルスに抗体があることがわかり、解放され、自宅で待つ娘の元に急ぎます。
正体不明のウイルスはその間にもどんどん人々を介して拡大していくのです。
治療に関わる医師、陰謀説を唱えるブロガー、WHOの研究者。これらの人々の時間を並行して描き、ウイルスの流行による恐怖や混乱ぶりが明らかになっていきます。

映画『コンテイジョン』の解説

2011年アメリカで公開されました。
細やかに練られた本作は批評家たちからの評価も高く「緊張感があり、しっかりと画策され、そして優れたキャストにより支えられた【コンディジョン】は、際だって洗練された、そして恐ろしいディザスター映画である」と評価されています。
新型コロナウィルスの流行に伴い、本作で描いている「デマ・感染の拡大の仕方・陰謀説・買占め・都市封鎖」など、本作のために行われた考証や予測の的確さが再評価されました。
本作はホラー映画と明言していないにも関わらず、ホラーファンからも熱い注目を集めています。
ウイルスの流行から収束までを105分という短尺ながら濃密に描いた作品です。

映画『コンテイジョン』のみどころ

10年前の作品ですが、まるで新型コロナウイルスが流行することを予見したような作品で、目に見えないものに人々が翻弄し、恐怖に陥る様がまさに映画の内容に似通っていて驚きました。
致死率が非常に高いウイルスにより、主要な人物が無くなっていく様が恐怖でした。
何人もの人間の時間を交差させながら描くソダ―バーグの独特の手法が、まさに世界の総てが混乱に陥っていることをわからせてくれました。
また、人間の心理描写も非常に細やかに描かれており極限の状態に陥った際の人間の本質を恐いくらいにリアルに描いていたのも印象的でした。

映画『コンテイジョン』の感想

とにかく恐い映画です。出演者の巧みな演技により、一層リアリティがたかまっています。
けっしてこの話はフィクションではなく、現実に起こりうる可能性があることを改めて教えてくれる作品でした。
感染はほんの些細なところから始まり、一度広まったら元に戻ることはないのだと実感します。
ぜひ今の時代に皆さんに観ていただきたい映画です。

映画『コンテイジョン』の登場人物・キャスト

レオノーラ・オランテス医師:マリオン・コティヤール
ミッチ・エムホフ:マット・デイモン
エリス・チーバー医師:ローレンス・フィッシュバーン
アラン・クラムウィディ:ジュード・ロウ
ベス・エムホフ:グウィネス・パルトロー
エリン・ミヤーズ医師:ケイト・ウィンスレット

映画『コンテイジョン』のスタッフ

監督スティーブン・ソダーバーグ
脚本スコット・Z・バーンズ
製作マイケル・シャンバーグ
ステイシー・シャー
グレゴリー・ジェイコブス
製作総指揮ジェフリー・スコール
マイケル・ポレール
ジョナサン・キング
音楽クリフ・マルティネス
撮影ピーター・アンドリュース
編集スティーヴン・ミリオン
製作会社パーティシパント・メディア
イメージネーション・アブダビ
配給ワーナー・ブラザース
公開アメリカ 2011年9月9日
日本 2011年11月12日
上映時間105分

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