映画『ミステリー・トレイン』のあらすじ(ネタバレなし)・みどころ・解説・感想

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日本では1989年12月23日に公開された映画『ミステリー・トレイン』。

この記事では、映画『ミステリー・トレイン』のあらすじ(ネタバレなし)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ミステリー・トレイン』の公式予告編

《ミステリー・トレイン ・予告編》

登場人物たちによって目線が違うそれぞれの出来事が描かれており、ホテルのフロント係とベルボーイとの間で繰り広げられた会話内容や発砲音、エルヴィス・プレスリーの楽曲である「ブルームーン」などを3編のどれにも挿入することで、ストーリーの同時進行を図っています。

作品タイトルの「ミステリー・トレイン」とは、エルヴィス・プレスリーの同名の曲に由来していると言われています。

映画『ミステリー・トレイン』のあらすじ(ネタバレなし)

第一編では、日本から観光に来ているジュンとミツコが現れます。テネシーにあるメンフィス駅で列車を降りると、エルビスにあるグレース邸を見るために歩き回るものの、有名なサン・スタジオへと辿り着いてしまいます。
そして、二人はアーケード・ホテルというホテルに泊まることにするのでした。

第二編では、ルイーザが様々なトラブルに遭い、アーケード・ホテルのナイトシフトのフロントに宿泊を断られ困るディディと出会い、相部屋利用を提案します。

第三編では、ディディの元ボーイフレンドのジョニーは、ウィルとチャーリーと一緒に酒を買うために寄った店で店主を撃ってしまい、3人は、ウィルの義兄が働いていたアーケード・ホテルへ逃げ込むことにします。

映画『ミステリー・トレイン』の解説

「ミステリー・トレイン」は、ジム・ジャームッシュの監督、脚本によって、1989年に製作されたアメリカの映画で、メンフィスにあるアーケード・ホテルという同じホテルを利用することになった3組を3編にわたって同期させながら、それぞれの視点で描いています。

アメリカで1989年11月7日に、日本で1989年12月23日に、それぞれ公開され、日本での配給は、フランス映画社が担いました。

興行収入は$1,541,218を記録したほか、監督のジム・ジャームッシュが1989年カンヌ国際映画祭において、最優秀芸術貢献賞を受賞しています。  

映画『ミステリー・トレイン』の見どころ

目的地を間違えて、サン・スタジオへと辿り着いてしまった日本人観光客のジュンとミツコ。
空港でチケットが取れず、街に出たものの、トラブルが続いた挙句、宿泊を断られてしまったルイーザ。そのルイーザに、相部屋利用を提案するディディ。

友人たちと酒を買うために酔った店の店主を撃ってしまったディディの元ボーイフレンドのジョニー。そしてその友人のウィルとチャーリー。

一見して、接点がなかったはずの彼らは、アーケード・ホテルで交差していきます。
それぞれの視点で描かれ、彼らが見ている光景とは、どのようなものなのでしょうか。

映画『ミステリー・トレイン』の感想

同じ空間にいても、見ているものや感じているもの、考えていることは、それぞれ違うのだということが、3編が同期することで、よくわかる作品でした。
真実は、一つだと言いますが、その真実さえ、見ている角度によって、変わるものなのかもしれません。

映画『ミステリー・トレイン』の登場人物・キャスト

役名:俳優

ジュン:永瀬正敏
ミツコ:工藤夕貴
ホテルのフロント係:スクリーミン・ジェイ・ホーキンス
ベルボーイ:サンク・リー
ルイーザ:ニコレッタ・ブラスキ

映画『ミステリー・トレイン』のスタッフ

監督・脚本ジム・ジャームッシュ
製作ジム・スターク
製作総指揮 平田国二郎、須田英昭
音楽ジョン・ルーリー
撮影ロビー・ミューラー
編集メロディ・ロンドン

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