映画『マックス、モン・アムール』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

洋画

1987年5月23日に公開された映画『マックス、モン・アムール』。
この記事では、映画『マックス、モン・アムール』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『マックス、モン・アムール』の予告編

英国大使館夫人とチンパンジーの愛情を描いた作品です。
一見幸せそうに生活している主人公が、オスのチンパンジーとの愛で周りを困惑させます。
パリ在住の英国大使館員であるピーターには妻が居ましたが、その妻には愛人がいることが発覚し、その相手を突き止めるため、妻の元を訪れます。
チンパンジーと愛し合う人妻と、その夫との奇妙な三角関係を描いています。

映画『マックス、モン・アムール』のあらすじ(ネタバレなし)

パリのイギリス大使館で働くピーターは、妻と息子との幸せな生活を送っていました。
ですが、妻のマーガレットがどこに行ったか分からずに家を毎日空けるようになってしまいます。
妻が浮気をしているのではと不審に思い、探偵に調査してもらった結果、妻が部屋を借りて、誰かと過ごしていることがわかりました。
ピーターは、真実を暴くためにその部屋へと踏み込みますが、妻が一緒にベットにいたのは、オスのチンパンジーでした。
ピーターは悩んだ結果、自分たちの住むアパルトマンに降りのある部屋を作って同居することにしました。
ですが、ある日ホームパーティを開いたときに、訪問客にチンパンジーの存在を知られてしまいます。

映画『マックス、モン・アムール』の解説

この作品は、1986年5月13日にフランスで公開されました。
日本での公開は、1987年5月23日です。
上映時間は97分となっています。
タイトルは、フランス語で「愛しい人マックス」という意味です。
監督は、単身渡仏し、スタッフや俳優を集めて製作しました。
第39回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品しています。
この作品に出てくるチンパンジーは、本物と、リック・ベイカーが製作したダミーとが併用されています。
作品の初期案では、チンパンジーのマックスが殺される結末も考えていたが、人間とサルとの関係性を欠くことが大切だという判断から、最終的には採用されませんでした。

映画『マックス、モン・アムール』のみどころ

人間の女性とオスのチンパンジーの愛という、とても不思議な設定の映画なので、まずここで見ている側として驚かされます。
見どころとしては、妻がチンパンジーと愛し合っている現場を見てしまった夫の驚きや戸惑いというのが、とても演技でうまく表現されていると感じます。
普段考えることのない、人間とチンパンジーとの愛ですが、自然界ではこのように種族を超えた恋もあるのだろうかと考えさせられたりもします。
とても不思議な設定の映画ではありますが、見た目などではなく、心で繋がるということがあれば、人間や動物ということは関係なく、愛ははぐくまれるのだろうかと感じました。

映画『マックス、モン・アムール』の感想

もしも、自分の家族が映画のようなことになったら、と考えたりしました。
とても不思議なお話ですが、人が誰かを好きになるというのが、どういうところから気持ちが変わるのだろうかなどと、考えさせられたりもします。
なかなかこのような設定のお話はないので、面白かったです。

映画『マックス、モン・アムール』の登場人物・キャスト

マーガレット・ジョーンズ:シャーロット・ランプリング
ピーター・ジョーンズ:アンソニー・ヒギンズ
カミーユ:ダイアナ・クイック
マリア:ビクトリア・アブリル
フランソワーズ:サビーヌ・オードパン
探偵:ピエール・エテックス
ニコラ:ファブリス・ルキーニ

映画『マックス、モン・アムール』のスタッフ

監督:大島渚
脚本:大島渚
ジャン=クロード・カリエール
製作:セルジュ・シルベルマン

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